外壁塗装は依頼先の選別で最も迷いやすい工事分野ではないでしょうか。
過去長い間、塗装業界は大手と呼ばれる業者も訪問販売を中心として荒っぽい活動を展開したせいではないかと思います。
強引な訪問販売はエスカレートし、法外な契約金額の割りに職方にまわされる1/3程度の実行予算は更に削られ、多くの問題が生まれクレームが増大していきました。
訪問販売業者に任せた選定のリスクが高まる一方で、利益率に目をつけたブランド力の高い建築会社などの非専業者も参入して塗装価格が高止まりする傾向が生まれ、塗装業者の選定に迷う消費者が多くなったのだと類推できます。
昔はアクリル塗料が主流であったものが、ウレタン塗料へ、現在はシリコン塗料が主力となった感が有ります。これは塗料の基材が変化して来た歴史であり、現在はさらに高価格なフッ素塗料があります。
このように塗料の基材を元に分類する以外にも別な分類があります。
重要な添加材であるセラミック(無機系の鉱物)を含むかどうかで、含むものを総称してセラミック塗料と呼ぶ分類があります。
ですから主材がウレタンでセラミックが添加されたものは、ウレタン系セラミック塗料と呼ぶことになります。
日進産業の製造している、ガイナと呼ばれる塗料はセラミック塗料の仲間で、遠赤外線セラミックや超硬度セラミックなど複数材料を配合して高耐久性・高断熱性を得られるとしています。
このほかにも、塗料の基材を溶融している材料(水・有機溶剤)による分類表現があります。水であれば水性塗料、有機溶剤であれば弱(強)溶剤型塗料などと呼ばれます。
このようにして塗料の種類は両手で数えられない程になるわけでわかり難いはずです。
日本ペイントを例としたよく使用するペンキの紹介をします。
《壁》
【2液ファインウレタン】
・2液ウレタン
・弱溶剤型
・低価格
・低中耐久性
・低コスト
【1液ファインシリコンセラ】
・1液型シリコン
・弱溶剤型
・中価格
・中耐久性
・コストバランス最高
【水性シリコンセラ】
・1液型シリコン
・水性
・中価格
・中耐久性
・低刺激
【2液ファインシリコンセラ】
・2液型シリコン
・セラミック添加
・弱溶剤型
・中高価格
・中高耐久性
・ワンランクアップ
【UVプロテクトクリア】
・1液型複合
・セラミック添加
・弱溶剤型
・中高価格
・中高耐久性
・透明のみ・トップに使用
【ファイン4Fセラミック】
・2液型フッ素
・セラミック添加
・弱溶剤型
・高価格
・高耐久性
・最上級グレード
《屋根》
【水性シリコンベスト】
・1液シリコン
・水性
・低価格
・低中耐久性
・非遮熱
【ファインシリコンベスト】
・1液型シリコン
・弱溶剤型
・中価格
・中耐久性
・非遮熱
【ファイン4Fベスト】
・2液型フッ素
・弱溶剤型
・中高価格
・中高耐久性
・非遮熱
【サーモアイUV】
・2液型ウレタン
・弱溶剤型
・中価格
・中耐久性
・遮熱型
【サーモアイSI】
・2液型シリコン
・弱溶剤型
・中高価格
・中高耐久性
・遮熱型
【サーモアイ4F】
・2液型フッ素
・弱溶剤型
・高価格
・高耐久性
・遮熱型
《壁下地材》
【浸透シーラ】
・1液エポキシ
・弱溶剤型
・低価格
・下地強化,シーラ機能
【弾性エクセル】
・1液アクリルゴム系
・水性
・中価格
・シーラ・フィラー機能
【水性エポサーフ】
・1液エポキシ
・水性
・高価格
・高シーラ・フィラー機能
高い塗料を使えば、耐久性美観が向上するというのは異論の無いところです。
フッ素などの高級塗料を使用すれば壁や屋根などは確かに耐久性能が向上します。しかしたとえば屋根周りの木製破風などは同等に耐久性を向上させることが難しく、壁や屋根は平気でも木部が劣化してアンバランスになってしまいます。
木部や鉄部が劣化してきたら塗り替え時と考えるなら、高価な塗料を選ばずともよいと考えられます。
外壁塗装パックは屋根を除くほぼ全ての作業を含んでいますのでとてもお得です. 例えば外壁以外の破風板や軒裏だけでなく、エアコンホースのテープ巻きまで入っています。
また塗料としては1液ファインシリコンセラをチョイスしておりますが、破風や板金部とのバランスで十分な耐久性を持つと思われます。
59万円の価格は、確かに激安価格ではないですが、良質な材料と丁寧な作業の対価として自信を持っております。
・下請け任せにせず、施工を直接行うことでコストダウン
・材料は問屋から直接取引
・様々な付加工事もほぼ自社施工
延べ床面積 | 30坪まで |
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対象建物 | 平屋建て、2階建て戸建住宅 |
使用塗料 | 1液ファインシリコンセラ |
下地材 | 弾性エクセル |
その他塗装内容 | 軒裏、破風板、雨戸、雨樋、板金 |
洗浄 | エンジン式高圧洗浄機による |
仮設 | びけ足場・シート養生 | その他 | エアコンホース2箇所まで巻きなおし |
屋根は日中太陽に照らされ、夏などは70度C以上にまで上昇するといわれます。過酷な環境に晒されるわけで、更にその損傷は雨漏れの直接的な原因になるので、外壁以上にメンテナンスが求められます。
また屋根のみの塗装をするのケースがありますが、高圧洗浄プロセスが省かれるか、不十分な洗浄で済ますことがあります。しかしこれはおすすめしません。高圧洗浄抜きではせっかく行う塗装が屋根に付着せず台無しになってしまうからです。屋根に十分な高圧洗浄作業を行うためには、しっかりした足場と周辺への飛散防止シートなどの養生がどうしても必要です。
屋根塗装のためだけに足場を架けるのは割高になるので、外壁塗装との同時施工をおすすめします。
遮熱塗料は、屋根の表面温度を下げるため熱を伝えやすい赤外線のみ反射させるよう設定されています。
赤外線を反射させることで屋根の温度にどのような変化がもたらされたかというのが
このように屋根の表面温度を下げる効果を持つ遮熱塗料は、ヒートアイランド現象を低減し、建物の快適性を維持するためにも重要性を増しています。
遮熱塗料を標準で使用する屋根塗装パックは、足場や高圧洗浄廃材処分など外壁塗装パックと共有することでプラス15万円でご提供。
延べ床面積 | 30坪まで |
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対象建物 | 平屋建て、2階建て戸建住宅 |
使用塗料 | サーモアイSI(遮熱型) |
下地材 | サーモアイシーラ(遮熱型) |
私どもは地域密着工事店として千葉県佐倉市近隣地域にて、顧客目線の”優しい””リフォーム工事”を行います。 大手リフォーム店には無い柔軟性、臨機応変、低コスト体質でがんばります。
代表の田上公一です